実績

今後の取組

◆法医学部門・法歯学部門
・(平成28年)死因究明について、米国での法医学領域の死後画像診断に特化して 実績をあげているニューメキシコ大学(米国)との連携について、平成27年度の 現地訪問を契機とし、共同研究計画に向け検討を進めている。 加えて、来年度以降、死後画像読影ガイドライン(英語版)の作成についても調整を行っている。
・死因究明にかかる事例検討について、札幌医科大学・北海道医師会と連携し、毎月1回のセミナーを 開催している。
平成28年10月末日の段階でのべ45名(学内6名・学外39名)の参加者を得ている。
・司法解剖において身元確認が必要なご遺体の法歯学的所見を記録し、警察等の 身元確認業務に協力した。
◆病理学部門・オートプシーイメージング部門
・北海道大学病院の臨床研修センターと病理学講座が実施する教育型CPCについて、 本センターも共催しており、Aiの読影もふくめて幅広く死因究明の意義を多くの研修医に 学習させており、大学院進学への可能性を幅広く提供している。
  1. 院内における診療行為関連死例についてAiと解剖を行う。
  2. 院内における病理解剖例にAiを行う。
上記については、大学病院の特色として、病理学、法医学、放射線診断学の各医師が常駐 しているため、解剖の前後に臨床医を含めて詳細かつ緻密なディスカッションが 可能であり、教育として最高の環境を提供している。

各部門間および他機関等との連携

◆法医学部門・法歯学部門 
・身元不明遺体の法歯学的身元確認のために歯科医との連携を実施している。
◆病理学部門
・週に1回のカンファレンスを、法医学部門、病理学部門、オートプシーイメージング部門、 医療安全管理部、法歯学部門と行い、その週に実施された病理解剖症例の発生状況について 意見交換をしている。
◆オートプシーイメージング部門
・病院内死亡例におけるオートプシーイメージング撮像の実施および研究環境を整えるため、医療安全管理部を含む北海道大学病院や死因究明教育研究センター各部門との連携を実施している。

その他

◆法医学部門
  1. 死後CTによる死後経過時間についての研究を論文発表した。 (Time-related change evaluation of the cerebrospinal fluid using postmortem CT. Leg Med 2016;22:30-35)
  2. 死後画像を用いた頭部の新しい解剖方法に関する基礎的研究を論文発表した。
    また、実務上に反映できる手法についても論文投稿中である。 (Experimental evaluation of freezing preparation for the macroscopic inspection in putrefied brain. Leg med 2017;24:19-23)
  3. カダバートレーニングのための状態評価を目的とした死後CT評価を実施し、手術手技のトレーニングに際し利用され、術者技能向上に成果を上げている。 (北海道におけるAiの現状と死因究明教育研究センターの役割 Innvervision 2017 1月)
  4. 硫化水素中毒の診断に必要なチオ硫酸濃度の新しい測定方法を開発した。 (Development for the measurement of serum thiosulfate using LC-MS/MS in forensic diagnosis of H2S poisoning. Legal Med 2016; 22: 18-22.)
◆病理学部門
死因不明の院外症例について、当該病院で法医が検案を行ったのち、病理医、法医共同 で、病理解剖を当該病院において施行した。その結果臨床的に予期しない疾患が 明らかとなった。今後本例をセンターにおいて、大学院生、研修医の教育に用いる予定である。
◆オートプシーイメージング部門
同センター法医学部門の支援を得て、警察からの依頼による死因究明の目的で撮像されたオートプシー・イメージングのデータベース化を開始した。